【この記事を監修した人】
ジャンクバイヤー 梅田店店長 阿古
壊れた パソコン 買取専門ジャンクバイヤーで長年店長として勤務。
日々多数の壊れたパソコンの査定、動作確認を行なっているため、壊れたパソコンの知識は誰にも負けません!
パソコンの役立つ情報を発信します!
パソコンを使っていると、動作が重くなったり、容量がいっぱいになってきたりしたときに「ディスククリーンアップ」を行う方も多いと思います。
しかし、いざ実行してみると──「クリーンアップが終わらない」「ずっと進行中のまま」といったトラブルに遭遇することがあります。
この記事では、Windowsのクリーンアップが終わらないときの主な原因と、安全かつ効果的な解決策をわかりやすく解説します。
実際にPC修理・買取を行っている当店の経験も交えて説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
💡そもそも「ディスククリーンアップ」とは?
「ディスククリーンアップ」とは、Windowsに標準搭載されている不要ファイル削除ツールのことです。
具体的には、以下のようなデータを削除してストレージを整理します。
- 一時ファイル(キャッシュなど)
- Windowsアップデートの残骸
- ごみ箱内のファイル
- システムエラーレポート
- 以前のWindowsインストールデータ(Windows.old)
これらを削除することで、パソコンの空き容量を増やし、動作を軽くする効果が期待できます。
しかし、削除対象によっては処理に時間がかかる場合もあり、「クリーンアップが終わらない」と感じる原因になります。

🕓クリーンアップが終わらない主な原因
クリーンアップが終わらない理由には、いくつかの代表的な原因があります。
それぞれ順に見ていきましょう。
① Windows Updateの一時ファイルが大量に残っている
Windowsの更新履歴が多いと、「更新ファイルのバックアップ」や「以前のバージョンのデータ」が大量に残ります。
これらのファイルは容量が大きいため、削除に非常に時間がかかることがあります。
特に「以前のWindowsインストール」は数GB〜数十GBに達する場合もあり、SSDでも30分〜1時間かかることがあります。
② システムファイルの破損やエラー
ディスクやシステムファイルが破損していると、クリーンアップ処理中にエラーが発生し、無限ループのように終わらなくなるケースがあります。
たとえば、Windowsのレジストリやキャッシュが壊れている場合などがそれにあたります。
③ ハードディスク(HDD)の劣化や不良セクタ
特に古いPCでHDDを使用している場合、ディスク自体の劣化が原因で処理が遅くなることがあります。
HDD内部で読み書きエラー(不良セクタ)が発生していると、クリーンアップ中に処理が止まってしまうこともあります。
④ 他のアプリが同時に動作している
バックグラウンドで別のアプリ(ウイルス対策ソフトや自動更新など)が動作していると、ファイルがロックされて削除できないことがあります。
特にWindows Defenderや他社製セキュリティソフトが原因になっていることも多いです。
⑤ ストレージがSSDでも断片化・空き容量不足
SSDは基本的に断片化の影響を受けにくいものの、空き容量が極端に少ないとクリーンアップ処理が正常に進まないことがあります。
ストレージ残量が10%以下になると、キャッシュの一時生成ができず、途中で止まってしまうことも。

🔧クリーンアップが終わらないときの解決策
それでは、実際にクリーンアップが終わらないときに試すべき具体的な対処法を紹介します。
✅ 方法1:少し待ってみる(SSDで30分、HDDで1時間程度)
まず大前提として、「クリーンアップが重いのは異常ではない」場合もあります。
特に「Windows Updateのクリーンアップ」を選択した場合、30分〜1時間以上かかることがあります。
HDD搭載パソコンの場合はさらに時間がかかるので、最低でも1時間は様子を見ましょう。
✅ 方法2:「クリーンアップの詳細オプション」で不要項目を減らす
「ディスククリーンアップ」を起動 → 「システムファイルのクリーンアップ」をクリックし、
項目から「Windows Updateのクリーンアップ」や「以前のWindowsインストール」などを一旦外して実行します。
軽い項目だけ先に削除し、残りは後で再実行するのがポイントです。
これにより、処理が途中で止まるリスクを軽減できます。
✅ 方法3:コマンドプロンプトから実行する
グラフィカル画面(GUI)で止まる場合は、コマンドラインからクリーンアップを行うとスムーズに進むことがあります。
- 「スタートメニュー」で「cmd」と入力
- 「管理者として実行」
- 以下のコマンドを入力してEnter
cleanmgr /sageset:1
cleanmgr /sagerun:1
これにより、自動的に不要ファイルを削除できます。GUIより軽く動作することが多いです。
✅ 方法4:システムチェック(SFC・DISM)を実行
システムファイルが破損している場合は、以下のコマンドで修復を試みましょう。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
- 以下を順番に入力してEnter
sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth
これでシステムファイルの整合性をチェックし、破損がある場合は自動修復されます。
✅ 方法5:セーフモードで実行する
通常起動時に別のソフトが干渉している場合は、「セーフモード」でWindowsを起動してからクリーンアップを実行しましょう。
セーフモードでは最低限の機能しか動かないため、削除がスムーズに進みやすくなります。
✅ 方法6:不要なアプリを削除する
クリーンアップ前に、容量を圧迫している不要なアプリやゲーム、動画ファイルなどを削除すると効果的です。
特に「ダウンロード」フォルダ内にある古いインストーラーなどは容量を大きく消費しています。
✅ 方法7:HDDの状態をチェックする
HDDの場合は、物理的な劣化の可能性もあります。
次の手順で健康状態を確認しましょう。
- 「CrystalDiskInfo」などの無料ツールをインストール
- 「健康状態」が「注意」または「異常」の場合は、早めにバックアップを取る
ディスクに問題がある場合、クリーンアップを繰り返すよりもSSDへの交換や買い替えを検討した方が安全です。
✅ 方法8:Windowsをリセットまたは再インストール
どうしても解決しない場合は、Windowsをリセット(初期化)するのも一つの方法です。
ただし、データが消える恐れがあるため、事前にバックアップを取ってから行いましょう。
⚠️注意:強制終了は最終手段!
クリーンアップ中に止まってしまったからといって、電源ボタンを長押しして強制終了するのは危険です。
一部のシステムファイルが削除途中で中断され、Windowsが正常に起動しなくなる可能性があります。
もし画面が全く動かず数時間経過している場合のみ、やむを得ず強制終了を検討しましょう。
🧠それでも動かない場合は…
ここまで試しても「クリーンアップが進まない」「Windowsが起動しない」などの症状が続く場合、
内部のストレージや基板が物理的に損傷している可能性があります。
そのような場合は、無理に操作を続けず、専門業者に相談するのが安心です。
誤ってデータを消してしまったり、起動しなくなったりするリスクを防げます。
💻まとめ:クリーンアップが終わらないときは原因を見極めよう!
主な原因 | 対応策 |
---|---|
Windows Update関連のファイル | 長時間待つ or 項目を外して実行 |
システムファイルの破損 | SFC・DISMコマンドで修復 |
HDDの劣化 | CrystalDiskInfoで状態確認・交換検討 |
他アプリの干渉 | セーフモードで実行 |
空き容量不足 | 不要アプリ削除・データ整理 |
クリーンアップは便利な機能ですが、PCの状態によっては慎重な対応が必要です。
特に古いHDD搭載パソコンでは、時間がかかるだけでなく、処理中にエラーが出ることもあります。
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💬最後に
Windowsのクリーンアップが終わらない場合、焦らず原因を一つずつ確認していけば、ほとんどのケースで改善できます。
もし「もう古いパソコンだから整理して手放したい」と感じたら、安全・迅速・無料査定のジャンクバイヤーをぜひご利用ください。
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